接待のお相手

お手洗いに立って、お化粧を直して席に戻ったら定時。

頭がぼんやりしてて、オフィスの柱が時に傾いて見えたり。

 

急ぎの仕事もないようだし、今日は早めに帰ろうかな……。

あ、部長がお呼びだわ。渋くて素敵だなぁ、いつも。

ん? 私、なんだか変。部長のお側が、無性に気恥ずかしい。

 

これから大事な取引先との会食だから、昨日頼んだ通り、

席に華を添えるために、君もついて来なさい、ですか?

うそ、そんなの聞いてない……。

 

接待のお相手は、浪川常務と担当の高田さんですって?

まさか……いえ、こちらの事です。ご一緒させていただきます。

白い滓

…………どうしたんだろう、私。

 

線画でラフに描かれた景色が、次第に描き足されていき、

気がつくと、見慣れた職場がフルカラーで目の前にある。

 

時計の針は、いつの間にか午後5時前。

私は……私は、さっきまで何をしてたのだろう。

 

松田君と一緒に、八神部長が外出から帰っていらして、

その後の1時間余り、鋏で切り抜いたように記憶がない。

 

仕事していかった筈はないのに、まるで夢遊病みたい。

化粧崩れが気になって、こっそり手鏡の中を覗き見た。

唇の端にこびりついてる、この白い滓はなに……?

濃くておいしい

さっき聖美さんとして、出したばっかりなんでしょう?

ああ。時間がなくて、最後までは出来なかったんですね。

 

かわいそうに。私が焦らしたの、苦しかったですか?

だけど、とびきり濃いのをかけてもらえて、美砂うれしい。

 

まぶたに付いたのを指でぬぐわないと、目も開けられない。

部長、とってもおいしいです。いかにも牡の味って感じで。

 

顔一面にぶちまけていただいた、このいのちのエキス、

すべてこうして指ですくって、美砂が飲んじゃいますね。

 

これから、昼食は部長のこれとサプリメントにしよっと。

部長が机の上で食事なさっている間に、私がその下で。

果てる瞬間

根元まで呑み込んだこれを、少しずつ吐き出しながら、

添えた手をこうやって上下に擦ると、気持ちいいでしょ。

 

唾液をたくさん垂らして、うんと滑りをよくしてるし。

聖美さんにも、こんな風にしてもらってるんですか?

 

指で広げた私のここも、しっかり見て欲情してください。

硬いのが欲しくて欲しくて、いつも朝からこんななんです。

 

部長、最高でしょう? 超美人の恋人と電話しながら、

可愛い部下の指と唇で、昼間から性欲処理できるなんて。

 

あっ、出そうなんですね! 顔に……美砂のお顔にください。

すごい……目や口だけじゃなくて、鼻の穴まで入っちゃう。

バイセクシャル

嘘ですよ、嘘。噛み切るなんてこと、怖くて出来ません。

こうして歯を立てるくらいが、私に出来るせめてものレジスタンス。

 

それに、私って女の子も嫌いじゃないんです。

聖美さんのような、いかにも上品で頭のいい女性は特に。

 

今度、私のこと、正式に紹介してくださいね。

自分を心から慕ってくれてる、有能で可愛い部下だって。

 

有能さを実証するためにも、電話が終わるまでにヌカないと。

お口と一緒に指で根元もしごきますから、弾けていいですよ。

 

我慢できなくなったら、頭を撫ぜてください。

いのちの迸りは、思い切り顔に掛けてほしいですから。

ジェラシー

こうやって喉の奥を広げると、おっきいのだって呑み込めるわ。

部長みたいに笠が開いてるのは、思わずうぇってなりそうだけど。


大丈夫。好きな人のために苦しい思いをするのがいいんです。

だけど、悔しい。美砂は部長一途なのに、部長は聖美さんと……。


今さら否定したってダメ。電話の話し方でわかります。

もしかして今日の外回り、実はデートじゃなかったんですかぁ?


そういえば、いつもの外出の後ほど肌が汗臭くないし、

ほのかに花の香りがしたような。あれって、ボディーソープ?


搾り取られたとか? じゃ、いくらしゃぶっても弾けないかも。

他の女に負けるくらいなら、いっそ噛み千切ってやろうかな、これ。

しゃぶってるのに

私、弟がいますから、ジャンプマンガは守備範囲内です。

それはさておき、男女の関係ですよね、取引先の高田清美さんとは。


本名を書くと後が怖いんで、ちょいダサな響きだけど、この仮名で。

あ、でも、字は変えた方がいいかも。うん、高田聖美さんにしよ。


なら、私が弥海砂ってのもヤバいから、天音美砂ということで。

部長には何それでしょうけど、これって重要な設定ですから。


部長ったら、まだお話しすることがあるんですか、聖美さんと。

美砂がこんなに一生懸命、硬くなってるコレをしゃぶってるのに。


部長にとっての私は、性玩具でしかないのね。

いいわ、電話が終わる前に、この口で果てさせてあげるから。