ふたつの袋

椅子の前の縁ぎりぎりに、浅く腰掛けている部長。

股の真ん中にふたつ、ぶらんと垂れ下がってる。


そういえば、これの名前を言わせたがる男もいた。

お前が舐めてるものは何だ。言ってみろって。


紳士の部長は、女にそんなことはさせない筈。

でも、求められたら言うだろうな、あの時のように。


唾液たっぷりの舌を、垂れているそれに押し当てた。

袋の表面は熱くて、皮膚のしわしわが伸びきってる。


掬い上げた舌の腹で、転がしてあげるの。

アンダーヘアが、お口の中でシャリシャリしてる。